


特に問題なのが、本体のGPIOポートから複数のブレッドボードにジャンパー線が伸びていて、しかも長さに余裕がないため、これを崩さずに持って置き場所を移動するのは困難な状態にあった(-.-;
(ここまでくると、一度バラして元に戻すのは大変)
とりあえず、本体とブレッドボードを切り離せるだけでも、だいぶ違うだろうと、以下のものを購入(^^)。
『ラズベリーパイB+/A+用ブレッドボード接続キット』(秋月電子)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-08892/


これはキットなので、ピンヘッダのハンダ付けは自分でやらないといけない。経験者はわかると思うがピンヘッダの何が難しいって
基板に対して垂直にハンダ付けすること(^^;
40ピンもあると少しでも曲がっているとブレッドボードに挿し難くなりそうでヤだな・・・と、考えて思いついたのが
最初からブレッドボードにピンヘッダを刺しておいて、そのままハンダ付けしてしまえば間違いない\(^o^)/
ハンダの熱でブレッドボードのプラスチック部分が溶けないか?と若干気にはなったが、ピンが垂直に刺さっていれば、プラスチック部分に触れないはずだし、もし多少溶けたところで、このブレッドボードはこのキット専用になるのだから別にイイか、と挑戦(^^;。
やってみたら結果はバッチリ(笑)。当たり前だがハンダ付けは素早く(でも確実に)やることがポイント。全体が十分冷めてからブレッドボードから抜き取り、ひっくり返してフラットケーブルを挿すピンヘッダをハンダ付け。こちら側は20ピン2列のピンヘッダなので、差し込めばそのまま垂直になるため普通にハンダ付けすれば良い。
すべてのハンダ付けが終わったら、1ピンずつテスターで通電チェック。
再びブレッドボードにキットを挿し(この時はまだフラットケーブルは挿さない)、電気を通す針金(電子パーツの脚を切り取ったものなど)をチェックしたいピンの穴に挿してテスターの一方を接触させる。そして、そのピンに該当するコネクタ接続側のピンにテスターのもう一方を接触して通電を確認する。
隣のピンとショートしてないか調べるために、そのピンの隣のピンにもタッチして通電しないことを確認する。ただし、3.3VおよびGNDのようにもともと複数のピンがあるものはキットの(T型の)基板でつながっているようなので、チェックしている番号と違うピンで通電しても(該当するピンなら)問題ない。
さて、通電確認できたらフラットケーブルを挿すのだが、
フラットケーブルは、挿す側が決まっている
T型基板をよく見るとコネクタの出っ張りを合わせるマークがプリントされているので、それに合うように挿せば正解。逆側でも一応差し込めてしまうので注意。また、ラズベリー・パイ本体のGPIOポートに挿す側のコネクタも、GPIOポートを前後左右からよく見て40ピン全てに挿さるように差し込むこと。特にケースに入れている場合は、1列ずれても見えにくいので要注意。
配線し直したらこんな感じ。100円ショップで売っていた台所用グッズを使って「2階建て」にしてみた。



これで、フラットケーブルを抜けば、ラズベリー・パイ本体とブレッドボード群を切り離すことは出来るので、持ち運びもしやすくなる。しかし、引き出したGPIOポートのブレッドボードから他の回路のブレッドボードへつながるジャンパー線は、ブレッドボードの幅の分だけ距離が広がり、ジャンパー線の長さがより厳しくなった部分もある(-o-;。
そこでよく考えてみたら、オス−メスのジャンパー線は「延長ケーブル」として使えるのだった(笑)。

こうすれば、ジャンパー線の長さが稼げる上に、必要に応じて一つの回路をブレッドボードごと切り離すこともできる。ジャンパー線の色を合せておけばあとで戻すのも簡単だ。また、モーター制御の回路のように、Raspberry PiとArduinoのGPIO電圧の差(*1)が影響しない回路であれば、ブレッドボードへつなぐジャンパー線のオスメスを以下のようにすれば、切り離してそのままArduinoに流用できる。
(*1)Raspberry Piは3.3V、Arduinoは5V
【Arduinoに流用する場合のジャンパー線の接続方法】
[Raspberry Pi]==[GPIOポートのブレッドボード]--[(オス)ジャンパー線(メス)]--{ここで切離し可}--[(オス)ジャンパー線(オス)]--[回路のブレッドボード]
切り離した回路側のジャンパー線は「オス」なので、ArduinoのGPIOポート(メス)にそのまま挿せる。
[ArduinoのGPIO]--[(オス)ジャンパー線(オス)]--[回路のブレッドボード]
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